11月26日、藤沢市相模湾にて大学生と地域住民による海底清掃活動プロジェクトを実施、湘南工科大学、日本工業大学、多摩大学が連携し、3大学の学生約50名が参加しました。
午前は、江の島の海中清掃をダイバーに依頼、打ち上げられたゴミを実際に仕分けすることで、海ゴミの約8割が街からきていることを学び、街のゴミが川へ流れ、やがて海へ流出されている実態を体験しました。
午後には「海の豊かさを再発見」をテーマに神奈川県釣りインストラクター連絡機構(以下、JOFI神奈川)髙嶋國博氏による講演があり、藻場保全、ウニ・アイゴ・フダイなどの食害、磯焼け海域の課題解決のため、水中ドローンを活用した海底の可視化など実際に海で働く人の声を聞くことができました。
講演後には学生たちが9チームに分かれ、JOFI神奈川の方々をファシリテーターとして海洋ゴミの現状を踏まえた課題解決策についてディスカッションを行いました。
各チームから「SNSを活用し、ダイバーから海ゴミ問題の現状を発信してもらう」「海の近くに住む人もそうでない人も、海ゴミ問題を身近に感じてもらう仕組み作りが必要であり、川や海を守る専門家たちと連携し、若者に働きかける」「ゴミが出ないよう未然に防ぐことが重要であるため、1人ひとりの意識が大切である」などの発表がありました。
学生たちは、本活動を通じて海洋ゴミの問題から地球環境を考える機会となり、3つの大学が大学、学部等をまたいだ学生同士の交流を深めることができました。
同プロジェクトは、チームFUJISAWA2020が主催するイベントとして大学生を対象に「SDGs14.海の豊かさを守ろう」の海洋環境の悪化、プラスティックゴミの流出、海洋資源の減少など現在、直面している課題について体験してもらうことを目的として企画されました。
協力:藤沢市、江ノ島片瀬漁業組合、JOFI神奈川、湘南工科大学、日本工業大学、多摩大学
湘南工科大学のホームページはこちらからご確認ください。
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