9月23日、ユニコムプラザさがみはら(相模原市立 市民・大学交流センター:ボーノ相模大野サウスモール3階)で開催されたオーサーズカフェに経営情報学部の良峯徳和教授が登壇し、「脳波で何が分かるか、何が出来るか」のテーマで講演しました。良峯教授は一般社団法人臨床ニューロフィードバック協会の理事としても活躍されています。
当日は25名を超える聴講者でほぼ会場の座席が埋まり盛況でした。最初に脳波とは何か、脳波の種類にはどのようなものがあるか、脳波から何がわかるかといった基礎的な説明がありました。続いて、睡眠時の脳波の変化、脳波検査で判定される病気等について概説された後に、脳の状態を「見える化」する定量的脳波計測(qEEG)の紹介があり、実際の症例に特徴的な脳波マップについて解説されました。これら基礎知識を前提に、脳波からわかることとその応用分野について説明があり、具体的には脳波でゲームのキャラクターを動かしたり、家電や機械などをコントロールすること、さらには脳が自然に適切な脳波へと自律的に調整するニューロフィードバックの可能性、脳と機械をITでつなぐ新技術Brain Techの将来性について示されました。
後半では当日の出席者で希望する方の頭に脳波の測定機器を装着してもらい、脳波の状態を観察したり、特定の脳波を自らコントロールする簡単なゲームにトライしてもらったりすることで、実際の利活用面での理解を深めることができました。質疑応答では「脳波は生きている限り観察されるものでしょうか?」、「脳波マップは右脳、左脳などの活性化と関係はあるのでしょうか?」、「座禅を組む僧侶等の脳波は特殊なものなのでしょうか?」などの質問があり、活発な議論が行われました。
良峯教授は「さがまちカレッジ講座(相模原・町田大学地域コンソーシアム主催市民講座)」でも脳波に関する講座を開講しており、好評を博しています。
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