11月1日、本学多摩キャンパスにて都立町田総合高等学校2年次生徒(28名)の*IBL Dayが実施され、経営情報学部 趙佑鎭教授が「韓国コスメは何故人気があるのか!? ~化粧品マーケテイングの特性をベースに~」をテーマに講義が行われ、高校生たちは、商品開発から販売戦略において何が重要か?を学習しました。
本学経営情報学部長の小林英夫教授から本学の教育概念や特徴について説明を受けた後、趙教授のマーケティングに関する基本的な視点とアプローチ等の解説が行われ、事業戦略の1つとしてマーケティングの重要性について説明がありました。化粧品マーケティングにおけるFCBグリッドモデルを活用した分析方法や韓国化粧品の日本市場の成功要因についての文化的影響や新しいカテゴリーの生成などの講義がありました。
午後には出原至道教授、加藤みずき専任講師からマーケティング戦略のヒントを提供、午前中の講義を踏まえて、7つの班に分かれ、グループワークを実施、講義テーマである「韓国コスメはなぜ人気があるのか」について価格、パッケージ、SNSを活用した情報発信等の根拠を示しながら事例紹介のあとに結論を発表しました。
最後に趙教授から「魅力ある人物とは文化的価値のある人間である。機能的価値はAIが担い、人間の及ぶところではない。教養・歴史を身につけることにより貴重な人材となりうる。大学はこれらを学べる場である」と大学に通う意義を高校生たちへ伝えました。
高校生たちは、マーケティングの観点から韓国文化の一部を知る機会となり、広告やパッケージデザイン等から美容観や消費文化を理解し、韓国の価値観に触れることができる1日となりました。
*都立町田総合高等学校IBL Day
同校では2学期から、科目「2年次探究」において、IBL Day学習がスタート、「多面的な見方・考え方の獲得」、「探究のプロセスの習得」を学習目標として、11月1日に近隣の8大学で、グループごとに学習するものです。事前学習では、3~4名の班に分かれ、大学から与えられた「IBL課題」への仮説(主張)を導き、スライドを作成しました。
(*IBL…Inquiry Based Learningの略。探究学習。) 都立町田総合高等学校https://www.metro.ed.jp/machidasogo-h/
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民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
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政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
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大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
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地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます