多摩大学は令和3年度に八王子市の産業イノベーションプラン策定に向けた共同研究を受託しました。これは八王子市の基本構想・基本計画「八王子ビジョン2022」を上位計画とする「八王子市産業振興マスタープラン【第2期】」が満了を迎えるにあたり、産業を取り巻く環境変化や地域の特性、事業所の抱える課題等を把握し、共同研究により新プラン策定をおこなうものです。
本共同研究では、八王子市、多摩大学に加え関連企業からもご参加いただいており、国内でも類を見ない産官学連携にて自治体の産業振興プラン作成を試みる取組となっています。2021年6月1日(火)に開催した第1回研究会を皮切りに、この1年間で19回に渡る研究会を重ね、また先進自治体や大手企業、地元企業の視察など、長島剛教授とともに進めてまいりました。
2022年5月31日(火)に開催した第19回研究会では、これまでユニット毎に研究を深めてきた内容を統合し、一冊の報告書案の形態にまとめ上げるところまで進捗いたしました。当日は八王子市から11名、関連企業から7名、多摩大学総合研究所・経営情報学部から3名が参加し、松本祐一教授の司会進行で研究に携わってきた関係者が自らの担当箇所のみならず、担当外の分野についても活発に意見交換が行われ、別の視点からプランの妥当性を確認するとともに、抜けている視点が無いか等議論を深めることができました。
本共同研究期間は2023年3月までとなっており、新プランとして具体的な政策の取りまとめを行ってまいります。
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民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
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政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
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大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
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地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます