経営情報学部 長島剛ゼミ(ながしまゼミ)7名が行う*「テクトレージプロジェクト」では、学生が高校生の進路を選択する際に、大企業だけでなく、中小企業にも目を向けられるよう、中小企業の魅力を発信する活動を展開しています。
ワークショップや中小企業を訪問するなど、どのような学習方法が高校生の視点の拡大に最適なのかを分析・調査し、今後の授業設計に反映させるための研究をしています。
高校生への授業では、複数の中小企業の事業紹介や中小企業のイメージを共有し、大企業と中小企業の違いを踏まえた利点や欠点など企業を見る視点に広がりを持たせる工夫を行いました。また、実際の企業商品の販売促進の施策を検討、新商品企画を提案する意見交換を実施しました。
高校生から「中小企業は規模が小さく、工場が多いと思っていたが、授業を受けて、やりたいことを実現する機会が多く、上司に直接相談ができる環境があるなど、大企業と同じようなやりがいを得られる可能性があることを知ることができた」「企業の規模よりも自分自身の働き方ややりがいをどう考えるかであると理解できた」との感想がありました。
本プロジェクトは、都立高等学校3校の協力を得て、都立秋留台高等学校(授業日:11月20日、12月11日)、都立五日市高等学校(授業日:11月29日)、都立町田総合高等学校(授業日:12月8日)の「総合的な学習(探究)の時間」及び「産業社会と人間(1年次)」、「人間と社会(2年次)」の一環として授業を実施しました。
本プロジェクトを通じて、高校生がキャリアを選択する際の参考や支えとなることが期待されます。
*「テクトレージプロジェクト」とは
ながしまゼミと工作機械商社「株式会社テクトレージ」が連携し、同社のお客様が抱える人材難を解決するため、中小企業の魅力を発信するプロジェクトです。
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