7月19日、「経営組織」のゲスト講師として株式会社IHI人事部人財開発グループ部長 岡田浩治氏をお招きし、「人材マネジメントと人的資源管理について」をテーマにご登壇いただきました。

同社は、日本の三大重工業の一つであり、創業から170年以上、造船で培った技術をもとに事業を拡大し、現在は「資源・エネルギー・環境」「社会基盤」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」の4分野で事業を展開しています。

授業では、企業が経営理念や戦略に基づいた人事制度の構築を重要視しているとのことや、これからの就職活動に向けた心構えや企業の人材マネジメントについて解説がありました。また、岡田氏は、就職活動において、自分の言葉で対策を考えることが重要だと述べ、応募する企業に応じたアピールをすることの重要性も強調しました。

質疑応答では、学生からのエントリーシートの自己PR方法などの質問に対し、調査の結果から企業が新しい価値を創造する力や変革力を求める傾向にあるため、学生は、自己の強みや経験を具体的に示すことが求められる、との話がありました。例え失敗した経験であろうと，そこから学んだことなどは大いに評価される，とのこと。企業が求めるコンピテンシーを理解することの重要性を再確認し、講演を締めくくりました。

「経営組織」(担当教員：小林英夫、履修者91人)は、時代とともに変貌する組織のあり方、組織を構成する人的資源を最大に発揮する方法などを考え、これまでの学術的成果を踏まえ理論的側面からの検討を行うとともに、理論を実務に適用する際の考慮点を学び、実践的行動ができる能力を獲得することを目的とした授業です。

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